コラム

レース・フリルの毛玉取りとアイロンのかけ方|服を傷めないケア道具と温度の目安

レース・フリルの毛玉取りとアイロンのかけ方|服を傷めないケア道具と温度の目安

※ サイズ情報・着用レビューは個人の感想です。購入前に必ず公式サイトをご確認ください。

PR

レース・フリルの毛玉取りとアイロンのかけ方|服を傷めないケア道具と温度の目安

レース・フリル服の毛玉は、ガード付きの電動毛玉取り器(3,000円前後)か毛玉取りブラシで少しずつ取るのが安全です。シワは「低温+当て布+裏から」が鉄則。立体的なフリルは押し付けず、ハンガーに掛けたまま使える衣類スチーマーで浮かせて整えると、買ったときのシルエットに近づきます。

📋 この記事でわかること

  • レース・フリルが傷む2大原因(摩擦とアイロン温度)
  • 電動毛玉取り器・ブラシ・はさみを使った毛玉の取り方と、やってはいけない方法
  • ニット×レース切替の袖口など、毛玉ができやすい部分のケア
  • 毛玉を防ぐ3つの習慣
  • 洗濯表示で見るアイロン温度の上限と、当て布のやり方
  • フリル・ギャザーを立体的に仕上げるコツと衣類スチーマーの使い方

読了目安: 約8分


お気に入りのレース服、なんだか疲れて見えてきていませんか?

買ったばかりのころはふわっとしていたフリルワンピースが、何回か着るうちに袖口へ小さな毛玉がぽつぽつ。レースはくたっとして、フリルもぺたんこ……。着る回数が多いお気に入りの服ほど、こうした「お疲れサイン」は早く出てきます。

でも、毛玉もシワも、正しい道具と手順でケアすれば自宅で十分きれいに戻せます。逆に、手でむしったり高温のアイロンを直接当てたりすると、デリケートな生地は一度で傷んでしまいます。

この記事では、洗濯後のアフターケアに絞って、毛玉の取り方・防ぎ方と、レース・フリルのアイロン・スチーマーのかけ方を、消費者庁の洗濯表示やメーカー公式の情報をもとに解説します。洗い方そのものの手順は、素材別・装飾パーツ別の洗濯方法ガイドで詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。


レース・フリルが傷む2大原因

デリケートな服を傷める原因は「摩擦による毛玉」と「高すぎるアイロン温度」の2つです。毛玉は正しい道具で取り、アイロンは洗濯表示の温度上限を守れば、どちらも防げます。

毛玉の正体は、摩擦で生地の表面に立った毛羽(けば)が絡まって丸まったものです。クリーニングサービスのリネットによると、着用中の脇や袖の内側のこすれ・リュックやカバンとのこすれ・洗濯中の衣類同士のこすれなど、日常のあらゆる摩擦が毛玉の原因になります。ニット×レース切替の袖口や脇は、特に摩擦が集中しやすい場所です。

もうひとつの大敵が熱です。レースやフリルに多いポリエステル・ナイロンは熱に弱く、温度の高いアイロンを直接当てると、テカリや生地の縮み・溶けにつながります。「毛玉は道具選び、アイロンは温度」と覚えておくと、この記事の内容がぐっと頭に入りやすくなります。


📏サイズが気になるブランド、ありませんか?

バスト・ウエスト・ヒップを入力するだけで、着られるアイテムがわかります。

サイズマッチを試す

毛玉の取り方|素材を傷めない方法

毛玉はつまんで引っ張らず、ガード付きの電動毛玉取り器か毛玉取りブラシで少しずつ取ります。数個だけなら小ばさみで毛玉だけをカット。薄いレースにカミソリは使いません。

電動毛玉取り器の使い方

広い範囲に毛玉が出ているときは、電動毛玉取り器がいちばん手早い方法です。テスコム公式の使い方紹介によると、コツは力を入れないこと。本体をくるくるとなでるように軽く滑らせるだけで、内蔵の刃が毛玉をカットして吸い込みます。かける前に生地を平らに置いて、たるみをなくしておくと安全です。

デリケートな服に使うときは、刃と生地の間に距離をつくる「風合いガード」付きのモデルを選びます。毛足を残す長さを調節できるので、ニットのふんわり感を保ったまま毛玉だけを取れます。

※ 価格・在庫は2026年7月時点の情報です。

テスコム 毛玉クリーナー 毛だまトレタ パワフルタイプ TKD50A-W
テスコムテスコム 毛玉クリーナー 毛だまトレタ パワフルタイプ TKD50A-W¥3,190

コンセント式でパワーが落ちない大型6枚刃の毛玉取り器。風合いガードは5段階調節でき、毛足を残しながらカットできるので、ニット×レース切替の服のケアに向いています

はさみ・ブラシでの取り方

電動を当てにくい場所や、毛羽立ちの多いふわふわした素材には、毛玉取りブラシが向いています。リネットのガイドでは、ブラシの先端で毛玉を優しく引っ掛け、なでるようにかける方法が紹介されています。生地の同じ場所を何度もこすらないのがポイントです。まずは安く試したい場合は、100円ショップや数百円台の毛玉取りブラシ・電池式の小型毛玉取り器から始めて、使い勝手を確かめてから本格的な道具にステップアップするのも十分ありです。

毛玉が数個だけなら、眉用などの小さいはさみで毛玉をつまみ、根元を切る方法もあります。ただし生地ごと切ってしまう事故が起きやすいため、リネットははさみ・カミソリでの毛玉取りには穴あきのリスクがあるとしています。特に薄いレースにカミソリを滑らせるのは絶対に避けてください。広い範囲はブラシか電動に任せるのが安全です。

⚠️ 注意毛玉を手でつまんで引っ張るのもNGです。毛玉には生地の繊維がつながっているので、つまんで引っ張ると生地が傷みます(出典: リネット)。
浅草アートブラシ らくらく毛玉取りブラシ スタンダード(ブラシクリーナー付)
アートブラシ社浅草アートブラシ らくらく毛玉取りブラシ スタンダード(ブラシクリーナー付)¥3,290

ブラシ職人がつくる日本製の毛玉取りブラシ。なでるだけで毛玉をからめ取れるので、電動を当てにくい装飾まわりや編み目の粗いニットに使いやすいです

袖口・ニット×レース切替部分のケア

地雷系・量産型のワンピースに多い「ニットの袖+レースの切替」は、毛玉ケアでいちばん気をつかう部分です。次の順番で進めると失敗しにくいです。

Step 1: ニット部分は電動毛玉取り器で
袖口や脇など毛玉の多いニット部分に、風合いガードを付けた電動毛玉取り器を軽く滑らせます。

Step 2: 切替の境目は手で押さえて
レースとの境目に近づいたら、レース側を指で押さえて刃が触れないようにガードしながら、ニット側だけに当てます。

Step 3: レース部分はブラシで
レースそのものの毛羽立ちは電動ではなく、毛玉取りブラシで表面を軽くなでて整えます。


毛玉を防ぐ習慣

「裏返してネットに入れて洗う」「同じ服の連続着用を避ける」「脱いだらブラッシング」の3つで、毛玉の発生はかなり抑えられます。

毛玉は取るより防ぐほうが簡単です。原因が摩擦だとわかっていれば、対策は次の3つに絞れます。

  • 裏返してネットに入れて洗う: 洗濯中の衣類同士のこすれが毛玉の大きな原因です。ライオンの公式情報でも、摩擦を受けやすい素材は裏返して洗濯ネットに入れる方法が紹介されています。詳しい洗い方は素材別の洗濯方法ガイドを参考にしてください
  • 同じ服を続けて着ない: 繊維は着用のたびに摩擦のダメージを受けます。日をあけて休ませながら着ると、毛玉のできるペースが変わります(出典: リネット)
  • 脱いだらブラッシング: 洋服ブラシで毛並みを整えると、絡まりかけた毛羽がほどけて毛玉になる前にリセットできます。ホコリや花粉も一緒に落とせるので、1回1分の習慣にする価値があります
ℹ️ 補足クローゼットに服を詰め込みすぎるのも、出し入れのたびに摩擦が起きる原因になります。しまい方はフリル服の収納ガイドで詳しく紹介しています。
池本刷子工業 静電気除去 洋服ブラシ IKC3422 白馬毛(小)
池本刷子工業池本刷子工業 静電気除去 洋服ブラシ IKC3422 白馬毛(小)¥3,850

白馬毛×導電繊維で、静電気を抑えながらホコリを落とせる日本製の洋服ブラシ。片手で扱いやすい小さめサイズで、脱いだあとの1分ブラッシング習慣にちょうどよいです


レース・フリルのアイロンのかけ方

アイロンは「低温スタート+当て布+裏から」が鉄則です。温度の上限は洗濯表示のアイロンマークの点の数で決まり、点1つなら120℃まで。立体的なフリルは押し付けず、スチームと手で形を整えます。

素材別の温度早見表(洗濯表示の見方)

アイロンをかける前に、必ず服のタグでアイロンマークを確認します。マークの中の点の数が、かけられる温度の上限です(出典: 消費者庁 洗濯表示)。

表示温度の上限主な素材の目安
アイロンマーク+点3つ底面温度210℃まで綿・麻
アイロンマーク+点2つ底面温度160℃までポリエステル・ナイロン・ウール・シルク・レーヨン
アイロンマーク+点1つ底面温度120℃までアクリル・アセテート・ポリウレタン
アイロンマークに×アイロンはかけられません

温度と素材の対応はライオンの公式情報を目安にしています。レース・フリル服に多いポリエステルやナイロンは中温(点2つ)までかけられる場合が多いですが、装飾の多い服は表示の上限より低い温度から始めて、様子を見ながら上げるほうが安全です。

ℹ️ 補足古い洗濯表示では、アイロンマークの下に波線(〜)が付いていることがあります。これは「当て布が必要」のサインです(出典: ブラザー公式)。

当て布のやり方

レース服の上に当て布を重ねた状態。この上からアイロンをかけます

当て布は、アイロンの熱を生地に直接当てないための1枚です。ポリエステル・ウール・シルク・レーヨンなど熱に弱い繊維は、直接アイロンを当てるとテカリや伸びの原因になるため、当て布でガードします(出典: ブラザー公式)。花王の公式情報でも、ウールや色の濃い服はテカリ防止のため当て布をしてかけることがすすめられています。

Step 1: 布を用意する
綿100%の薄手で白か淡い色のハンカチ・手ぬぐいが定番です。市販のメッシュタイプの当て布なら、かけている場所が透けて見えるので初めての方に向いています。

Step 2: 服の上にかぶせてかける
アイロン台に服を置き、シワの部分に当て布をかぶせ、その上からアイロンをかけます。レースは表から強くかけると模様が潰れるので、裏返して裏側からかけるときれいに仕上がります。

Step 3: 区切りごとに外して確認する
ワンブロックかけ終わるたびに当て布を外し、シワの伸び具合とテカリが出ていないかを確認します。

山崎実業 アイロン台用 メッシュあて布
山崎実業山崎実業 アイロン台用 メッシュあて布¥629

かけている場所が透けて見えるメッシュタイプの当て布。テカリ・アタリを防ぎながら、レースの模様やフリルの位置を確認しつつアイロンをかけられます

フリル・ギャザーを立体的に仕上げるコツ

フリルにアイロンを上から押し付けると、ふんわりした立体感ごとぺたんこにプレスされてしまいます。フリルは「伸ばす」より「起こす」イメージでケアします。

  • アイロンの先端だけを使う: フリルの根元から外側へ、先端で1ひだずつ滑らせます。面全体で押さえないのがコツです
  • スチームで浮かせる: アイロンを生地から少し浮かせてスチームを当て、蒸気でシワをゆるめてから、指でひだをつまんで形を整えます
  • ギャザーの根元は避ける: 縫い縮めてある部分に強く当てると、ギャザーの寄りが崩れます。根元はスチームだけにして、すそ側だけ軽くかけます

衣類スチーマーという選択肢

装飾の多い服には、ハンガーに掛けたまま使える衣類スチーマーがいちばん安全です。プレスしないのでフリルが潰れず、当て方は「端を軽く引っ張りながら、ゆっくりスチームを当てる」だけです。

アイロン台の上で平らにできないフリルワンピースやレースブラウスは、そもそもアイロンがかけにくい服です。そこで役立つのが、ハンガーに掛けたまま使える衣類スチーマー。パナソニックの公式情報をもとに、基本の使い方をまとめます。

  • 衣類の端を軽く引っ張りながら当てる: 片手で服のすそや袖口を軽く引き、生地を張った状態でスチームをゆっくり当てます。引っ張れていないとシワが取れにくくなります
  • 素材によって「当てる」「浮かす」を使い分ける: 綿などしっかり仕上げたい素材はアイロン面を当てて滑らせ、デリケートな素材は1cmほど浮かせてスチームだけを当てます
  • 動かす速さも素材に合わせる: 綿・麻はゆっくり(10cmを約3秒)、ポリエステルやレーヨンは素早く(10cmを約1秒)が目安です。レーヨンに長時間スチームを当てると縮むおそれがあります
⚠️ 注意洗濯表示が「アイロン×」の服には、衣類スチーマーも使えません(出典: パナソニック公式)。かける前に必ずタグを確認してください。

フリルを復活させたいときは、浮かせてスチームを当てたあと、蒸気が冷めないうちに指でひだを整えるのがコツです。プレスする工程がないぶん、装飾を潰す失敗がほぼ起きないのがスチーマーの強みです。

パナソニック 衣類スチーマー NI-FS60C-H モカグレージュ
パナソニックパナソニック 衣類スチーマー NI-FS60C-H モカグレージュ¥10,756

ハンガーに掛けたまま使えて、アイロン台でのプレス仕上げもできる2WAYタイプ。3段階の温度調節に対応しているので、デリケートな服には低温を選べます


スポンサーリンク

そろえておきたいケア道具まとめ

最初にそろえるなら「電動毛玉取り器+当て布」の2つ。ブラシ2本とスチーマーは、お気に入りの服が増えてきたら足していくのがおすすめです。

この記事で紹介した道具を、使う場面と価格の目安で振り返ります。

道具使う場面価格の目安
電動毛玉取り器広い範囲の毛玉を一気にケア3,000円前後
毛玉取りブラシ装飾まわり・ふわふわ素材の毛玉3,000円台
洋服ブラシ脱いだあとの毛玉予防ブラッシング2,000〜4,000円台
当て布(メッシュ)アイロンのテカリ・潰れ防止500〜700円前後
衣類スチーマーフリル服のシワ取り・形の復活10,000円前後

ぜんぶ一度にそろえる必要はありません。毛玉に悩んでいるなら毛玉取り器から、シワとぺたんこフリルに悩んでいるなら当て布(手持ちのアイロンと組み合わせ)から始めるのが、費用対効果の高い順番です。


レース・フリルのケアでよくある質問(FAQ)

カミソリでの毛玉取り・テカリの直し方・アイロン×表示の服など、よくある4つの疑問に答えます。

Q1. カミソリで毛玉をそると手軽と聞きました。使ってもいいですか?

A. おすすめしません。リネットのガイドでは、カミソリやはさみでの毛玉取りは生地に穴を開けたり破いたりするリスクがあるとされています。特に薄いレースやチュールは一瞬で切れてしまいます。ガード付きの電動毛玉取り器か毛玉取りブラシを使ってください。

Q2. アイロンでテカリが出てしまいました。直せますか?

A. テカリは熱と圧力で繊維が押し潰された状態なので、完全に元へ戻すのは難しいです。軽いテカリなら、生地から浮かせてスチームをたっぷり当て、繊維を起こすと目立ちにくくなることがあります。ウールや色の濃い服は当て布で予防するのが第一です(出典: 花王)。

Q3. 洗濯表示が「アイロン×」の服のシワはどうすればいいですか?

A. アイロン×の表示がある服には、アイロンも衣類スチーマーも使えません(出典: パナソニック公式)。無理に熱を当てず、ハンガーに掛けて数日置いてもシワが戻らない場合は、クリーニング店に相談するのが安全です。

Q4. 電動毛玉取り器で服に穴が開かないか不安です。

A. 風合いガード付きの機種なら、ガードでカットする長さを調節でき、生地を深く刈りすぎるのを防げます(出典: テスコム公式)。生地を平らにした状態で軽くなでるように滑らせるのが基本です。ボタン・ビーズ・レース切替の近くだけは、装飾を手で押さえて避けながら当ててください。白タイツなど薄手の小物のケアは白タイツ・白ソックスのお手入れ記事で別途紹介しています。


まとめ

毛玉は「ガード付きの道具で少しずつ」、シワは「低温+当て布+裏から」、フリルは「スチームで浮かせて手で整える」。この3つを覚えれば、レース・フリル服は長くきれいに着られます。

レース・フリル服のアフターケアのポイントを5つにまとめます。

  1. 傷みの2大原因は摩擦と熱。毛玉は道具選び、アイロンは温度管理で防げます
  2. 毛玉はむしらない・そらない。ガード付きの電動毛玉取り器か毛玉取りブラシで少しずつ取ります
  3. 毛玉予防は3つの習慣。裏返しネット洗い・連続着用を避ける・脱いだらブラッシングです
  4. アイロンは洗濯表示の点の数を確認。低温から始めて、当て布をして裏からかけます
  5. 立体的なフリルにはスチーマー。ハンガーに掛けたまま浮かせてスチームを当て、指で形を整えます

お気に入りの1着は、毛玉を取ってフリルを起こすだけで、見違えるほど印象が変わります。週末の10分、洗濯後のひと手間で、なりたい自分の服を長く楽しみましょう。

あわせて読みたい


参考・出典

※ 価格・在庫は2026年7月時点の情報です。最新の情報は各販売ページでご確認ください。

※ 各道具の使用方法は、お手持ちの製品の取扱説明書・パッケージの表示に従ってください。

※ お手入れの仕上がりに関する記述は編集部の見解を含みます。素材や製品により結果が変わる場合があります。

タグ

#レース#フリル#毛玉#アイロン#衣類スチーマー#お手入れ#地雷系#量産型#ロリータ

スポンサーリンク

PR

← ほかの記事を読む
PR