コラム

ウィッグの買い替え時期はいつ?替えどきのサインと1年あたりの費用

ウィッグの買い替え時期はいつ?替えどきのサインと1年あたりの費用

※ サイズ情報・着用レビューは個人の感想です。購入前に必ず公式サイトをご確認ください。

買い替えの見極めは、使った月数ではなく症状で決まります。「ブラッシングしても毛先がまとまらない」「セットしてもスタイルが戻らない」「ベースネットやアジャスターが伸びた・破れた」。この3つのどれかが出たら替えどきです。使用期間の目安は出典によって幅があり、人工毛のマシンメイドを毎日使う場合でプリシラは約3〜4ヶ月、アクアドールは使い方とケア次第でだいたい半年〜1年半としています。2倍以上の開きがあるので、期間はあくまで予算の目安として使い、判断は症状でするほうが確実です。

📋 この記事でわかること

  • 「まだ直せるトラブル」と「替えどきのサイン」の見分け方
  • 買い替えの見極めライン(どの症状が出たら/どれくらい使ったら)
  • 寿命の目安が出典によって2倍以上変わるということ
  • テカリが抑えきれなくなったときの考え方
  • 買い替えるときの価格帯と、1年で見た費用

読了目安: 約6分


まだ直せるトラブルと、替えどきのサインは違います

結論: からまりとテカリは、直したり抑えたりできるトラブルです。買い替えを考えるのは、そこを手当てしても戻らなくなってからです。「ほどけばまとまる」うちはケアの範囲、「ほどいても広がったまま」なら繊維そのものの劣化で、これは戻りません。

毛先がぐしゃっとダマになった、写真を撮ったら髪だけ不自然に光っていた。そのたびに「そろそろ替えどきかな」と思ってしまいますが、この2つはまだ手を入れられる段階のトラブルです。

からまりは、リネアストリアの解説によると摩擦・静電気と、誤ったブラッシング方法が原因です。目の粗いコームで毛先から少しずつほどけば戻ることが多く、ケアミストをなじませておけば次のからまりも起きにくくなります。テカリのほうは、スヴェンソンの解説にあるとおり人工毛が「表面がつるんとしていて、光をまっすぐ反射しやすい」という素材の性質で、つや消しスプレーやベビーパウダーで抑えられます。どちらの手順もウィッグのお手入れ・保管方法ガイドにまとめているので、まだ試していない方はそちらを先に読んでください。

この記事が扱うのは、その先です。手を入れても戻らなくなったウィッグを、いつ・いくらで買い替えるか。判断の分かれ目はここにあります。

症状どちらの段階か
からまっているが、ほどけばまとまるケアで直せます
光に当たると不自然に光るケアで抑えられます
ほどいても毛先が広がったまま買い替えのサイン
セットしてもスタイルが戻らない買い替えのサイン
ベースネット・アジャスターが伸びた/破れた買い替えのサイン

買い替えの見極めライン|この3つが出たら替えどきです

結論: 「ブラッシングしても毛先がまとまらない」「セットしてもスタイルが戻らない」「ベースネットやアジャスターが伸びた・破れた」。この3つのどれかが出たら、直すのではなく買い替えの時期です。とくにプリシラは「スタイルが保てない」と感じたときを1つの区切りとしています。

症状で見る

プリシラとアクアドールの公式情報で挙げられている買い替えのサインをまとめます。上から3つはケアで戻せる範囲、それより下が替えどきです。

症状まだ直せる?
からまっているが、ほどけばまとまる直せます
テカリが気になる抑えられます
毛先がはねる・軽く広がる湿らせてブラッシングで戻ります
ツヤがなくなり、手ざわりがパシパシする替えどき
ブラッシングしても毛先が広がったまま替えどき
セットしてもスタイルが戻らない替えどき
毛先がダマになる・チリつく替えどき
髪色が退色してきた替えどき
ベースネット・アジャスターが伸びた/破れた替えどき
かぶるとズレやすくなった替えどき
洗ってもにおいが残る替えどき
毛量が減ってきた替えどき

プリシラは、この中でも「スタイルが保てない」と感じたときを1つの区切りとしています。毛材がまだ残っていても、湿気を吸ったり長く使ったりして余計なクセが付くと、カールもシルエットも戻らなくなるためです。アクアドールも同じように、セットしてもカールやシルエットが崩れることを買い替えのサインとして挙げています。

この中で見落としがちなのが、いちばん下の3つです。毛の状態ばかり見てしまいますが、ベースネットが伸びてズレるようになったウィッグは、毛がきれいでも使いにくいままです。かぶり直す回数が増えてきたら、毛先を気にする前にネットの内側をチェックしてください。

ウィッグの毛先の比較。上はまとまった状態、下はからまってうねりが出た状態

使った期間で見る

プリシラのスタッフ解説では、タイプごとの目安が示されています。

タイプ毎日使う場合ときどき使う場合
マシンメイド約3〜4ヶ月1年程度
帽子ウィッグ約3〜4ヶ月1年以上持つことも
人毛ミックス・手植え1〜2年お出かけ用なら1〜2年

人毛ミックス・手植えについては、丁寧に使って2年ほど持った例も紹介されています。人工毛のマシンメイドとは持ちがかなり変わる、というのがここでのポイントです。

期間の目安は、出典によって2倍以上変わります

補足: プリシラは毎日使いのマシンメイドを約3〜4ヶ月としていますが、アクアドールのサロン公式ブログは「だいたい半年から一年半を目安にして頂きたいです」としています。同じ人工毛ウィッグでも2倍以上の開きがあります。

この差は、どちらかが間違っているというより、使う頻度・ケアの仕方・保管の状態で持ちが大きく変わるということです。アクアドールも、実際の寿命は使用頻度とお手入れ、保管の状態で大きく変わると書いています。

なので「3ヶ月経ったから替える」という決め方はしなくて大丈夫です。期間はあくまで予算を組むときの目安として使い、実際の判断は上の症状表でするほうが確実です。逆に、まだ2ヶ月しか使っていなくても毛先がまとまらなくなったなら、それは替えどきです。

補足: 同じウィッグを毎日使うより、2本を交互に使うほうが1本あたりの使用回数が減って長持ちします。1本目がそろそろというタイミングで2本目を足すと、片方を休ませながら使えます。

📏サイズが気になるブランド、ありませんか?

バスト・ウエスト・ヒップを入力するだけで、着られるアイテムがわかります。

サイズマッチを試す

テカリが抑えきれなくなったときは、買い替えの合図です

結論: テカリは人工毛の性質なので、ゼロにはなりません。つや消しスプレーを重ねても人の髪の質感にはならず、スヴェンソンによると重ね塗りは毛流れを固めてしまいます。「どこまで抑えるか」で悩む段階に来たら、次はテカリの出にくいタイプを選ぶほうが早いです。

スヴェンソンは、つや消しについて「スプレーを何度も重ねると軽やかな毛流れが固まってしまったり」すると書いています。1回で決まらないからと重ね塗りを続けると、今度は毛束がガチガチになって、テカリとは別の不自然さが出ます。

そして根本のところですが、テカリは劣化ではなく人工毛が最初から持っている特徴です。人の髪は表面のキューティクルが光をやわらかく拡散しますが、人工毛は表面がつるんとしていて光をまっすぐ反射します。つまり、抑えることはできても、なくすことはできません。

ここまで来たら、今の1本と格闘するより、次の1本の選び方に頭を切り替えるほうが早いです。人毛ミックスや、マット加工のファイバーを使ったタイプは光の反射がやわらかく、写真に写ったときの印象が変わります。ウィッグの選び方は地雷系ウィッグおすすめ7選にまとめています。


ウィッグスタンドに掛けた2つのウィッグ。右は分け目が薄くなってネットが見え、毛先も広がっています

買い替えるときの価格帯と、1年で見た費用

結論: プリシラのスタッフ解説では、帽子ウィッグ8,000円・人毛ミックス(手植え)20,000円・人毛ミックス(総手植え)80,000円という価格例が挙げられています。大事なのは1本の値段ではなく「1本の値段 ÷ 使える期間」です。ただし使える期間の目安には幅があるので、1年あたりの費用も幅で見ておくのが安全です。

買い替えを考えるとき、1本の値段だけを見ると判断がぶれます。8,000円のウィッグを年に4回買えば32,000円、20,000円のウィッグを2年使えば年10,000円です。安いほうが安く済むとはかぎりません。

プリシラのスタッフ解説で挙げられている価格例と交換目安をそのままあてはめると、毎日使う場合の1年あたりの費用はこうなります。

タイプ1本の価格例毎日使いの交換目安1年あたりの目安
帽子ウィッグ8,000円3〜4ヶ月約24,000〜32,000円
人毛ミックス(手植え)20,000円1〜2年約10,000〜20,000円
人毛ミックス(総手植え)80,000円2年程度約40,000円

推定(算出根拠: プリシラのスタッフ解説に挙げられた価格例 ÷ 同解説の交換目安)。価格例はプリシラの記事内で示されたもので、すべての商品がこの金額というわけではありません。

ただし、これはプリシラの目安をあてはめた場合の数字です。アクアドールの「半年〜1年半」という目安で計算すると、同じ8,000円の帽子ウィッグでも1年あたり約5,300〜16,000円になります。つまり同じ1本でも、どの目安を取るかで年5,000円台から30,000円台まで開きます。

この幅の広さこそ、期間ではなく症状で判断したほうがいい理由です。それでも表から読み取れることが1つあります。毎日かぶる人ほど、安いウィッグを何本も買うより、長く使えるタイプを1本持つほうが1年の合計は下がりやすいということです。逆にライブのときだけ・コーデに合わせて色を変えたい、という使い方なら、プチプラを何本か持って使い分けるほうが向いています。

買い替え前に、ケア用品と比べてみる

もう1つの選択肢が、買い替えの時期そのものを先に延ばすことです。まだ毛先がまとまる段階なら、ケア用品をそろえるほうが安く収まります。

アイテム価格役割
ウィッグ専用コームブラシ1,562円からまりをほどく・毎日のブラッシング
ケアミスト1,330円静電気とからまりの予防
ウィッグスタンド200円型崩れとクセの防止
合計3,092円

この組み合わせで3,092円です。もっと安い型を選べば3点で2,400円前後から用意できます(ウィッグのお手入れ・保管ガイドの価格帯)。どの寿命の目安を取るかにかかわらず、ウィッグを1本買い足す金額(プリシラの価格例では帽子ウィッグで8,000円)より安く収まります。買い替えるかどうか迷う段階なら、まずここからで大丈夫です。逆に、上の症状表で「替えどき」に当たるものが出ているなら、ケア用品を足しても戻らないので、買い替えの予算に回すほうが結果的に安く済みます。

※ 価格・在庫は2026年9月時点の情報です。

プリシラ ウィッグ専用コームブラシ BR-C
PRISILAプリシラ ウィッグ専用コームブラシ BR-C¥1,562

ウィッグブランド・プリシラのコームタイプ。歯の間隔が広いので、からまった毛束を引きちぎらずにほどけます。静電気が起きにくい仕様です

アデランス フォンテーヌ AD&F ウィッグ ケアミスト 150ml
アデランスアデランス フォンテーヌ AD&F ウィッグ ケアミスト 150ml¥1,330

ウィッグ大手アデランスの専用ミスト。ブラッシング前にひと吹きすると毛がすべりやすくなり、静電気も抑えられます

ウィッグスタンド 組み立て式 折りたたみ
BODYLINEウィッグスタンド 組み立て式 折りたたみ¥200

200円の組み立て式スタンド。掛けておくだけで型崩れとクセを防げるので、スタイルが戻らなくなる時期を遅らせられます


よくある質問

Q1. 買ったばかりなのに、もうテカっています。買い替えたほうがいいですか?

買い替える必要はありません。人工毛のテカリは素材の性質なので、新品でも出ます。スヴェンソンも、人工毛は「表面がつるんとしていて、光をまっすぐ反射しやすい」と説明しています。劣化のサインではないので、つや消しスプレーやベビーパウダーで抑えるところから始めてください。ウィッグのお手入れ・保管方法ガイドに手順をまとめています。

Q2. 寿命の目安が、お店によって3〜4ヶ月だったり半年〜1年半だったりします。どちらを見ればいいですか?

どちらも公式に示されている目安で、どちらかが間違っているわけではありません。プリシラは毎日使いのマシンメイドで約3〜4ヶ月、アクアドールは「だいたい半年から一年半」としています。差が出るのは、使う頻度・ケア・保管の状態で持ちが大きく変わるからです。期間は予算を組むときの目安にとどめて、実際の判断はこの記事の症状表でするのがおすすめです。

Q3. 前髪ウィッグやポイントウィッグも、買い替えの目安は同じですか?

判断の基準は同じですが、替えどきは早めに来がちです。前髪ウィッグは顔の中心に来るぶんテカリも毛先の乱れも目立ちやすく、地毛との境目のなじみが命だからです。毛先がまとまらなくなったら、フルウィッグより早く替えどきと考えてください。パーツが小さいぶん価格も抑えめなので、買い替えのハードルは低めです。

Q4. 買い替えるとき、古いウィッグはどうしていますか?

スタイルが決まらなくなったウィッグでも、部分的にはまだ使えることがあります。毛先だけカットしてボブにする、ポイントウィッグ用に毛束を取る、といった使い道があります。ヘアアレンジの練習用に1本残しておくのもおすすめです。アレンジの型は地雷系・量産型のヘアアレンジ10パターンで紹介しています。

Q5. 買い替えの費用をおさえるコツはありますか?

いちばん効くのは、2本を交互に使うことです。1本あたりの使用回数が減るぶん、買い替えの間隔が空きます。アクアドールも、2つのウィッグを交互に使う方法を寿命を延ばすコツとして紹介しています。あわせて、毎日のブラッシングとスタンド保管を続けるだけでも持ちは変わります。1本を使い切ってから次を探すより、まだ使えるうちに2本目を足すほうが、結果的に出費は平らになります。


まとめ

ポイント内容
判断の軸使った月数ではなく症状で決めます
替えどきの3つ毛先がまとまらない/スタイルが戻らない/ベースネットが伸びた・破れた
まだ直せる段階ほどけばまとまるからまり、抑えられるテカリ
期間の目安毎日使いのマシンメイドで約3〜4ヶ月(プリシラ)/だいたい半年〜1年半(アクアドール)と幅があります
価格帯の例帽子ウィッグ8,000円・人毛ミックス(手植え)20,000円・(総手植え)80,000円
1年あたり8,000円のウィッグで年5,300〜32,000円。目安の取り方で開きます
迷ったらケア用品3点(2,400〜3,100円)を先に。買い足す1本より安く収まります

買い替えの時期は、カレンダーではなく手ざわりが教えてくれます。ブラッシングして毛先がまとまるうちは、まだ手を入れる価値があります。まとまらなくなったら、そこが次の1本を選ぶタイミングです。

あわせて読みたい


スポンサーリンク

参考・出典

※ 価格・在庫は2026年9月時点の情報です。最新の情報は各販売ページでチェックしてください。

※ 1年あたりの費用は、出典に示された価格例と交換目安をもとにした推定です。実際の価格・持ちは商品と使い方によって変わります。

※ 寿命の目安は出典によって幅があります。この記事ではプリシラとアクアドールの両方の数字を並べています。

※ ケア用品の使用方法は各製品のパッケージの表示に従ってください。

タグ

#ウィッグ#買い替え#寿命#替えどき#費用#ケア用品

スポンサーリンク

← ほかの記事を読む